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劇団四季FESTIVAL! 扉の向こうへ

これが発表になった時、正直興味が湧きませんでした。
ソンダンと何が違うの?という意味で。ソンダンが楽しくって自分の中で楽しんで観られたという達成感があったので、ほんの数か月おいてまたかい!と勝手に突っ込みを入れていたのでした。
しかし、開幕が近づき稽古場のレポートが公式にあがった時、わー!芝さん!わー!味方さん!わー!瀧山さん!とびっくり。このメンバーが一度に舞台に上がるなんてシンジラレナ~イ♪と一気に興味が湧き、チケットポチポチ。
行ってみていきなりはまってしまいました。なんだもう~MC味方さん。
味方さんの飄々とした感じがかわいくて仕方ない。なんて素敵なおじさまなんだろう(*^^*)

第一幕
●オーヴァーチュア
四季FESには扉の向こうへという副題がついているので、映像で映し出された扉を開き、光が広がると、いろんな扉(ダンサーさんたちがパタパタと倒している)が。
●ハレルヤ
私の大好きなクインシー・ジョーンズ版のHallelujah Chorusで、一気に引き込まれました。美南さんの迫力ある声から始まって重なっていくあたり、しびれました。
(このオープニングをニコニコ生放送するというニュースがあった時に、私有料登録しました。まんまと四季の戦略に乗ってしまいました。ま、その後の生放送も楽しんでいるので、結果的には良かったんですが)
●音楽をありがとう
マンマで味方ハリーが好きなので、これは嬉しい♪
●ようこそ劇場へ
達郎さんのドヤ顔。いいですね~。ソンダンでもそうだけど、達郎さんのいい声でのオールマイティさはすごい。
●街の絵描き
大好きな壁抜け男のこのナンバーを味方さんが歌うなんて胸熱。初めて観た時は、これを観たいがために次のチケット追加する!と決めたのでした。筆を動かすと白いスクリーンに絵が写し出されていきます・・・。
●口笛バレエ
その白いスクリーンが開くと、絵と同じ構図に存在している役者さんたち。この演出素敵です!絵の時から気になっていたヒゲモジャのベンチに座る男が芝さんだったので、プッと吹いてしまいましたが。
●赤毛のアン
山本さんがアン。町の中のみんなが動き出して、どの役者さんがどこにいて何をしているかを見るのが、行くたびに確認していて、ホント目が足りませんでした(^^;
●ブルーなブルース
カトクミさんがボーカル。
上手で瀧山さん、下手で芝さんがボンボボンとコーラス。カッコいいです。
ソンダンでそのかわいらしさにすっかり見とれてしまった茜さんが、今回は黒髪ショートカットになっていて、その長い脚を生かしたカッコいいダンスを踊っていて、いつもガン見してました。
●どうして
●心の奥をみつめてごらん
●心から心へ
ファミリーミュージカルナンバーから。私自身があまりファミミュを観ていないので、どの場面の曲なのかわからなかったけれど、手話を交えての歌でした。
●二人は永遠に
美南さんと上川さん。エルファバとフィエロのナンバーなので、それそれ持ち歌ですが、なぜこの演出なぜあの衣装なんですか?加藤さん!
まるでVシネマみたいでしたよ。1回目にそう思って観てしまったので、次から笑ってしまうのをこらえました…。
三井さんになると若干Vシネ感は薄まったけれども。
●パパのかわいい天使
達郎さんがボイパしながらスプレーで落書き。幕が開くと雅原さんがアースラでした(←これがバッチリ!似合う!)。パパは瀧山さん。毎回コミカルで笑いました。
●アントラクト
ああ、オペラ座の怪人です。この曲聴くと、あの世界に触れたくなります。オペラ座再演熱望!
●ハンニバル
吉田さんのカルロッタは、スコーンと声が響いて気持ちいです。吉田さんすごく小柄でダンサーの誰よりもウエストが細いんです。あのパワーはどこから来るのでしょう。
●スィンク・オブ・ミー
札幌でデビューした山本さん。やっと山本さんのクリスティーヌを聴くことができました。
丸顔に困り眉メイク(そしてカラコン?)の山本さん、少女な感じでオペラ座クリスティーヌにぴったりなのではないかしら。俄然オペラ座の怪人が観たくなりました。
●墓場にて
プログラムには「墓場にて」と紹介されているのだけれど、これは「Wandering Child」です。パパのお墓からファントムが出てきてクリスティーヌに歌いかける場面です。「墓場にて」はクリスが一人で熱唱する歌です。でもこれ最後まで訂正されなかったなぁ。オペラ座好きなら誰もがモヤモヤしたはず。
芝ファントムは55Steps以来だったので久しぶり。いつか芝ファントムデビューして欲しいなぁ。
●恋してる
女性ダンサーみんな長身でスタイルがいいから、厂原さんが余計に小さく見える(^^;
厂原さん歌うまくなったな~と感じた次第(アラジン頑張って!)。
●ラブ・チェインジズ・エブリシング
達郎さんから始まって、男性シンガーが次々に登場。それぞれの声に個性があって、聴いてて耳得♪
●パリの縁日
野球場での試合という演出。ユニフォームを着た選手はもちろん、応援しているスタンドの女子やチアガールもなんやかんややってて、これもまた目が足りない。
毎回前方の席に座っている男性が連れ去られてバッターをやらされるのだけど、みんなノリが良かったなぁ。素晴らしいお客様。
●エニー・ドリーム・ウィル・ドゥ
上川さんが全身真っ白で甘~い声で歌います。これまた真っ白の衣装の女性ダンサーを従えて。青空と白い雲の映像が流れて、これ以上ない爽やかさの演出です!いや~甘い甘い。
レッツゴーヤング(古!)と思い出すような演出です。
●彼らの心は天国に
一気に白から黒の世界へ。芝ユダの登場です。
芝さんJCSの全国ツアーを終えてすぐの四季FES参加なので、驚いたんですよね~。
髪も髭もボーボーのままFES参加。髪はハーフトップです。
●やりなおすことはできないのですか
JCS続きで山本マリアと達郎ペテロ。
●スーパースター
ああ、芝さんのスーパースター久しぶりに聴きます。持ち歌だからもうこなれている感満載!(ソンダンの時の兄は真面目さが見え隠れしてたけどw)
女性コーラスもみんないい声でよかったなあ。個人的には達郎氏がこれを歌うのを聞いてみたい。

第二幕
●オーヴァーチュア
二幕は2015年開幕のアラジンからスタート。
四季新体制になっての新作だから力を入れるのも当然でしょう。
●フレンド・ライク・ミー
瀧山ジーニー登場です。そうか、FESに瀧山さんが出るのが意外だったのだけど、お披露目の意味もあったのかもしれないと納得しました。瀧山さんのいい声とコミカルな要素は承知していたけれど、とてもよかったです。本番への期待も高まる一曲でした。
●ホール・ニュー・ワールド
あの名曲を達郎さんと山本さんで。
フレンドライクミーがお披露目ならば、ここは厂原さんと三井さんでも良かったんじゃないの?と思いつつ。A Whole New Worldという言葉がどのように訳されるのか興味がありましたが“自由よ”訳されていました。ジャスミンから見たら確かにカーペットで飛んで見るその世界は自由なのかもしれないけれど、そうか~そう訳したか~といまいちすっきりしなかった自分。
●夜の女王
雅原さんが小林幸子風なセット衣装に。いや、雅原さん、エルファバもジェリロも私的にはしっくりこなかったんだけど(アイーダは好きでした)、一幕のアースラといいこれといい、この路線がバッチリ合っていると思います!とっても素敵です。
ここで赤緑黄の扉が出てきて、観客に選ばせるのですが日々twitterをチェックして知りました。赤→コンタクトからSingSingSing、緑→アイーダのおしゃれは私の切り札、黄→LKからモーニングリポートなのです。そして、私は一度も赤に出会うことなく終わったのでした。
●幕をあける歌
選ばれた扉の準備の時間は、ステージを幕で隠してセットチェンジ。役者も衣装に着替えての準備があるので、味方さんと吉田さんが登場してパンパンパパンの手拍子の練習です。
カルロッタ吉田さんがNHK歌のお姉さんのような声で歌います。吉田さんいろんな声が出るのですね。
●おしゃれは私の切り札
緑の扉の日はこれ。SONG&DANCE60と同じ演出なので、観客が連れ去られ、奇抜な服を着せられるというものです。ソンダンの時もあまりこの演出は好きではなかったのですよね。選ばれたくて手をあげている人には悪いけど…。
●モーニングリポート
黄色の扉はこれ。ようこその時にもやっていた演出です。報告を受ける上司は瀧山さん。12月●日の観劇の日は登場の時にクリスマスナンバーを口笛で吹いて登場してましたw
報告する社員の早口がおもしろいんですよね。
●愛を感じて
上川シンバに吉田ナラというFESならではの組み合わせです。上川さん甘い。ほんとに甘~い声です。朱涛さんと女性ダンサーのクルクル(観た人にはわかる)が好きなので、またFESで観られて嬉しい。
●フレンチ・バイディン
2015年CFYが開幕なのでこの曲。瀧山さんと味方さんと厂原さんというこれまたFESならではの組み合わせ♪
●スラップ・ザット・ベース
ジャズバーのようなセット。芝さんがウッドベースを弾いて、松島さんが歌。CFYが始まるな~松島ボビーが楽しみだな~とわくわくします♪
●サムワン・トゥ・ウォッチ・オーバー・ミー
美南さんが歌います。美南さんがポリーになるのかしら?すらっとした美南さんがタイトなドレスで歌い、ダンサーは各テーブルで聴いているというほんとジャズバーな演出。
●シャル・ウィ・ダンス?
ボビーのパートは達郎さんが。今回のFESはボーカルのメンバーが多いせいなのか、演出のせいなのかわからないけれど、達郎さんの歌は優しい系の曲が多かったような気がします。あのええ声を前面に出すナンバーがあるといいのにと思いました。
●一歩ずつ
上川エリックの持ち歌です。甘いですね~。アリエル役は相馬さん。
2人の後ろに白い幕があって影絵のように映し出されるのだけれど、それは別の役者さん。シルエットだけでも洋一郎さんってわかるものですね(^^;
●「キャッツ」メドレー
これはソンダンの演出と同じ(ちょっとでも変えればいいのに…と思いました)。松島ミストを久しぶりに観ましたー(涙)。後半は松島さんがCFYの稽古が始まったのでキャストから外れ、松出ミストに。わ~本当に小さい黒猫だ~。重力を感じさせない身軽な黒猫でした。厂原スキンブルはかわいい。ほんとカワイイ。
●美女と野獣
ボーカルアレンジを達郎さんがやったのだそうです(ラジオで本人が言ってました)。
この曲自体は好きなんですが、やはり達郎氏のがっつりした曲を聴きたいなあ。
●アンダー・ザ・シー
これもソンダンと同じ演出、同じ衣装。でもボーカルが味方さんで、ずっと私のにやにやは収まりませんでした。その小顔に白い帽子が似合うじゃないの~もう。ソンダンの時に神永さんが後半息が切れそうになってた曲なのに、味方さんは飄々と歌うのです。なんてかわいい♪瀧山さんが上で太鼓叩いていたのですが、顔が真剣でw
●自由を求めて
雅原エルファバ。正直本編のWickedよりものびのび歌っていた雅原さん。FESの雅原さんは振り切れている感じがよかったです。衣装が幕の裾に袖がついている感じになっていて、前に歩いていくたびに持ち上がるのですが、どうも変。カーテン遊びしている子供のような感じで、最終的にはそれを脱いでいくんですよね。変な演出(^^;と思ってしまいました。
●ビー・アワー・ゲスト
55Stepsから続いているこの演出です。好きなんだけど好きなんだけど…飽きてきました。
●サークル・オブ・ライフ
雅原さんがラフィキ。やはり雅原さん、ヒロイン役よりこういう方が合ってます。
洋一郎さんと西尾さんのアンテロープの掛け合い。西尾さんの声、高っいよねw
●さよなら またね
SOMも2015年再演ですね。子どもたちが歌うこの曲をエンディングでしっとりと。
芝さんの声が最後に響きました。

そんなわけで、行くたびに楽しめるFESでした。メイキングDVDも買いました♪。
結局、12月23日、25日、1月11日、28日の4回行きました。
アフタートークイベントも久しぶりに参加できて、オールキャスト出演で楽しかった!
何度も法被を丁寧に畳み直す西尾さんとか、じっとしてられなくて横から口出してくる芝さんとか、そこでも飄々としている味方さんとか。会場を出るときに扉の前でお見送り&握手があったのだけれど、私の出口はお肌つるつるの洋一郎さん、神対応の上川さん、にっこにこの朱さんとみんな優しかったです。最後が芝さんだったのだけど、私の前の人が握手が終わっても去らずに横でずっと芝さんに話しかけていて、芝さんも私と握手はしているけれど、顔背けてその人と会話していたのはちょっとがっかり。そうそう、目の前で見た山本さんがかわいくていつもお見送りの時は何も話せない自分だけど、思わず「オペラ座再演してください!」と口をついてしまいました。山本さんも「私もそう思います!」と応えてくれて嬉しかったです。

味方さん、やっぱりかわいい。
by yama-hiji | 2015-01-29 22:26 | 観劇
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