レ・ミゼラブル
今年の帝国劇場でのレミゼは、昨年の映画化の追い風もあり注目されていただろうし、四半世紀続いている舞台が新演出で日本上演という話題性もありました。 しかし、昨年10月の製作発表から開幕するまでもいろいろとあり、開幕してからもいろいろあり、一観客としても大丈夫なのか?と心配するくらい。 でも、盛況の中、昨日千秋楽でした。 私は骨折のために数回行けなくなってしまい、2回しか見ることはできませんでしたが、よくある言葉で言ってしまうと、本当に感動しました。 ミゼラブルな人々ばかりだけれど、勇気や希望が持てるこの作品、いいなぁと改めてしみじみ。 正直、オリジナルの演出で観たのはかなーり前なので細かいところは忘れてしまっていたのですが、舞台セットの違いや視覚的に変えたところなどあって、新しい作品として観ることができました。 レミゼには私のツボのシーンがあって、その場面になってしまうとポロポロ涙がこぼれてしまうのです。 でもきっと今回は大丈夫でしょうと思っていたのだけど…やはりダメでした。 いや、別に拭いてもいいんだけど、ピクリともせずにポロポロこぼして隣の人にバレないようにしようとしてしまう(^_^;) 拭くと目の周りが腫れて帰りの顔がすごいことになるので、触らないようにしておく…っと。 今年のレミゼは新演出という他に、引きつけられる理由が。 それは、福井晶一さんの劇団四季退団後の初舞台だったこと。 昨年秋の制作発表の際にはまだ福井さんの名前が出ていなかったのですが、年が明けて1月10日、四季の拘束期間が終わって発表。 びっくりしました。 退団後初の舞台がこういう大舞台のジャン・バルジャンとジャベールの主役&準主役という2役なんて。 福井さんという役者さんの舞台を観たかった!(なんてったって、私のNo.1ラダメスですから) 早速新所属の事務所のファンクラブに入会し、先行チケットの予約。 3月7日にFC発足イベントがあって申し込み。どうしても行きたくって、その日のシフトを夜勤に代わってもらって夜勤明けに行こうとしていたのですが、夜勤の休憩中の真夜中、携帯の留守電に気付いて聞いてみると、急病のためイベント中止という事務所からの連絡。 その急病が後日明らかになったのは、アキレス腱断裂のために開幕には間に合わないということ。 しかし、6月7日に復帰すると発表。 一般にアキレス腱断裂で通常の生活に戻れるのは半年といわれていて、6月の帝劇の舞台に立つのは無理ではないのかと思いました。 でも、福井さん本当に6月7日にジャン・バルジャンで舞台に立ったんです。 ネットであちこち検索して、本当にデビューしたんだ!と驚くとともに、嬉しくって嬉しくって。 3か月で復活したんですよね。 どれだけの壮絶な闘病生活と稽古を重ねたんだろうと考えると、骨折療養中の自分も泣けてきちゃって。 6月18日 マチネ 私のギプスが取れて一週間後。 間に合いました! これに行きたいがために、歩行練習 頑張りました。 この日は福井さんのジャベールデビューの日。 一年ぶりに観る福井さんの舞台とレミゼの世界に、ひたすら涙が。 もう、ただただ、感慨深い日でした。 ジャベールデビューおめでとう! 自分、歩けて良かった! レミゼ最高! (翌日立てないほどの筋肉痛だったけど…) 7月8日 マチネ 仕事復帰して初めての観劇。 この日はビックリ最前列だった。 ジャン・バルジャンでの福井さんをかぶりつきで観てきました。 闘病中の福井さんを支え続けていた吉原ジャベールとの対決は圧巻でした。 ジャベールの演じ方が福井さんと吉原さん結構違う。 四季と違って東宝の舞台は、キャストに寄って演じ方が結構自由かな。6月に観た時とキャストが結構違っていて、また新鮮でした。 レミゼは8月から地方公演をして、11月にまた帝劇で凱旋公演。 また観ます! 今回逃した分も観たいし、いろんなキャストで観てみたい。 そして、福井さんのように私もリハビリ頑張って、11月にはスキップして行けるようになるぞ!
by yama-hiji
| 2013-07-11 21:44
| 観劇
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